
「就業時間中に社員をサーフィンに行かせる会社」
これだけを聞くととっても素敵な会社に聞こえるけど、やはり自由と責任とは表裏一体なので、嬉しいことばかりではないんだろうなと本書を読む前からそう思っていた。
実際に読んでみると、そういった側面もある反面、企業としての戦略としての「自由」というのもあるんだなと感心した。
・社員に責任感を持たせて自主性を持って行動できるようにする
・誰でも仕事をフォローできる環境づくり
・本物のアスリートの雇用
等
ユニクロの柳井さんが
「優秀な経営者はビジョンを持っている人」
と言っていたけど、パタゴニアの社長であるイヴァンも、確固たるビジョンそして理念を持った人なんだなと感心した。
それはやはり「環境問題」に対する理念、そして「世界で最高の品質を目指す」ということ。
一見当たり前のような話しなんだけど、その徹底ぶりがパタゴニアのブランド力を上げているんだなと思った。
日本人なら、シー・シェパードとかに寄付しているなんだか嫌な企業というイメージを持っている人もいると思うし、僕もその辺は納得できない。
けど、パタゴニアの理念には見事に合致しているし、騒がれれば騒がれるほどブランドイメージは確立されていくという、なんともうまい具合に出来ているんだよね。
品質は「高いけど良い」っていうのはよく聞くし、本当に理念に沿って行動出来ている会社なんだなと、ホント感心させられる。
デザインもシンプルでおしゃれだしなあ。
僕が経営の本を読む理由は、やっぱ「こういう会社で働きたい」っていう願望があるからだろうし、もし自分が納得できない環境にいる場合に「こうあるべきなんじゃないか」という指標が欲しいからだと思う。
だから、どうしても社内の組織の仕組みや文化、運営の仕方に目が言ってしまうが、やっぱ社内の整備だけでは駄目で、どうやってそれを社外&会社の利益に繋げていくかっていうのが本当に重要なんだなと思った。
そしてパタゴニアは面白いほどその辺の流れが上手く出来ている会社だ。
僕がパタゴニアという会社の社員だったら、パタゴニアの社員であることに誇りを持つだろう。
それはネームバリューというだけでなく、環境問題に対する取り組み方や先進的な会社の一員であることの喜びを感じていると思う。
パタゴニアのやり方が全て正しいとは思わないけども、成功例の一つなのは確かだよね。
自分の会社に誇りを持っている人ってどれだけいるんだろうか。
けど、社長のカリスマ性が強すぎるのが少し継続性に疑問をもつかな。
とにかく刺激的な本でした。









