はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法

テストについては勉強しなくちゃなーという思いが常々あったんだけど、なかなか勉強する気になれず、関連書籍も読む気になれず。
そんな中、「Cafe Testing」という勉強会が近くで開催されていることを知り、テキストに指定されている本書を読んでみることにした。
こういう動機が無いとなかなか読めないかなと思ったので。

読んでみると本の厚さの割に読みやすい、結構サクサク読み進めることが出来た。
ちょいちょい出てくる演習を真面目にやろうとすると、時間がかかるかもしれないけども、手法の説明はシンプルに読みやすく書かれている気がする。

全部で5つのセクションに分かれているけども、具体的な手法に関しては1のブラックボックステストと2のホワイトボックステストのセクションに集約されている。
特にブラックボックステストは、自分が知らず知らずの間に行なっていたことが、手法として名前がついて説明されていたことにちょっと安心した。
まあ、ちょっと考えれば誰でも思いつく手法だとは思うんだけども。

他にも「ペア構成テスト」というものは初めて知ったし、その中に出てくる「直交表」の存在も恥ずかしながら初めて知った。
この辺本では当たり前のように出てくるんだけど、「直交表って何?」みたいなことを勉強会で、同じ本を読んでいる人達に疑問を投げかけられるのもとても良かったと思う。

この本を読んだからといって、直ぐにテストが上手く出来るようになるとは思えないし、出来ないだろうな。 けど、

全てのケースを網羅するのは無理

と本の中の人が断言してくれるのはちょっと安心するし、

無理だからこそ、いろんな手法を駆使して出来る限りのことをやろう

という姿勢が大前提であり大切なんだなと再認識出来たのは、個人的に大きかったと思う。 考えてみれば、誰にもそんなことを言われてこなかったしな。

あと、個人的にはセクション3の「テストのパラダイム」当たりが、アジャイルにつながっている感じがして興味深かった。 テストという側面からみても、アジャイルというのは一つの大きな流れなんだなと感じた。

まだまだ一回読んだだけなので、実際にテストする時に読み返したりしたいと思う。 そして、この本はただの入り口な気がするので、もう少し他の本も読んでみる必要があるかなーとは思った。 まあ、この本も結構読むのに時間がかかったので、いつになるのかわからないけども。