デッドライン

ソフトウェア開発の小説。
小説といってもただの小説というわけではなく、ソフトウェア開発を成功に導く為の101の法則を、主人公の日記という形で紹介しながら物語は進んでいく。

これが結構響く。

小説なのかビジネス書なのか

小説を読ませたいのか、法則を読ませたいのかと問われると、正直どちらに比重を置いているのかは良くわからないほど、両方共良く出来ている気がするな。
物語としてもとても楽しんで読むことが出来たし、一つ一つの法則にはとても説得力があった。

まあ、僕が信じやすいたちなのもあると思うけど。

いろんな法則の裏付けとなっている数値データとかも信用できるのかあやふやなのはちょっと残念だが、まあ、多分何かしらの裏付けがあって書いていると思われる。

印象に残っていること

  • 残業の効果はない
  • 恐怖やプレッシャーは何も解決しない(思考は早くならない)
  • デバッグの時間が一番多いから、デバッグをなくすようにする
  • 説得相手を好きになる
  • 仲裁は簡単
  • 最初に設計しないプロジェクトが多い

とかかな。
どれもなかなか実践することは難しいだろうが、非常に具体的で気になる題材だ。

特にこの本を読んで、残業に殆ど意味がないと知ってから(本当かどうかはアレだけども、自分に都合の良いことは率先して信じるので)、残業するのがアホらしくなり、極力早く帰るようにしたりしている。

ソフトウェア開発管理者という仕事

大変な仕事だなとしみじみと思った。
こんな大きなプロジェクトならなおさらだ。
まだそんな機会はないけども、自分に出来るかと言われると疑問だ。
人間性が問われるので。

まとめ

同じ著者で「ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」という本が有名らしいので、それも読んでみようと思う。

この本のように、難しい内容でなくても得られることはあるんだなと思ったし、それを狙って書いている著者はすごいなと感心した。
次読む本も期待したい。