ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

ここ最近、「働き方」について考えることが増えた気がする。
何かはっきりとしたキッカケがあったわけじゃないんだけども、今まで自分がしてきた「働き方」に飽きてきたのかも。
飽きてきたっていうとアレだけど、あまり考えて来なかったのは確か。
そんな時に、この本の存在を知り、何かヒントをもらえるかもと期待を抱きつつ手にとった。

未来を形作る5つの要因

  • テクノロジーの進化
  • グローバル化
  • 人口構成の変化と長寿化
  • 社会の変化(人々の意識や価値観の変化とか)
  • エネルギー・環境問題の深刻化

2025年にはこんな感じなっているんじゃないかって予想が書かれているんだけど、未来に大きな影響を与える要因が上の5つ。 特に反論もなく、大きな戦争とか宇宙人が攻めてくるとか、そういったことが無ければ、こんな感じなのかなという印象。

暗い未来

  • いつも時間に追われ続ける未来
  • 孤独にさいなまれる未来
  • 繁栄から締め出される未来

テクノロジーの進化によって、いつでもどこでも仕事が出来るようになったり、コミュニケーションツールの発達でや環境問題の影響などであまり人と触れ合う機会が無くなる。
そして、グローバル化が進むことにより、どこに住んでいるかとか、どこの国に生まれたとかってことに関係なく、世界中の人達と競争しなくちゃいけなくなって、先進国とかでも下層階層が増える。

これも良く言われていることなんで、特に反論もない感じ。
やっぱ来るよなー、怖いなーって、思い続けて早何年。
ただ、自動翻訳ツールな10年後には実用化されているってのは、僕の英語を勉強する意欲をそいでくれた。
Googleさんがサクッと出してきそう、期待。

明るい未来

  • コ・クリエーションの未来
  • 積極的に社会と関わる未来
  • ミニ起業家が活躍する未来

インターネットとかを利用して、世界中の人達とクリエイティブなことに取り組んだり、ボランティアとか社会的な問題を解決しようとする人が増える。
また、働き方が多様になり、会社に所属しない働き方のエコシステムが充実してくる。

ミニ起業家が活躍するってのは、もちろんあるだろうけど、「コ・クリエーションの未来」や「積極的に社会と関わる未来」ってのは、あんまり実感が湧かない。
ボランティアとかあまり興味がない自分がいるんだよなあ。
これは世代によって、感覚が大きく違う部分だと思う。
あまりピンと来なかったことにとても危機感を感じた部分。

働き方をシフトする

  • ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
  • 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
  • 大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

一つの専門性だけではグローバル化された競争社会では差別化出来ないので、複数の専門性が必要になる。
また、一人では限界があるので、いろんな人と協力して問題解決に当たる必要がある。
それは今でも同じなんだけど、それがインターネット上で行われることが増えるので、バーチャルな空間での自分のブランド化やコミュニケーションスキルが必要になってくるという話。
そして、ある程度の物理的な欲求が満たされると、なかなか幸福感が得られなくなるし、消費によって幸福を感じる人も減ってくる。
幸福というものが多様化していくので、何を諦めるか選択しながら、人生を歩んでいくことになる。

まず連続スペシャリストというのが、敷居が高い気がしていたんだけども、ダブルワークとかそういう感覚ならわかるなーって思った。
ヨーロッパでは、既に当たり前っぽいし、身近にもそういう流れは来そうではある。
「協力してイノベーション」が、自分の中では未来っぽく感じた。
所有よりもシェアとか、なんかそういう大きな流れは感じるし、「頑張って何とかする」みたいなのがとても古臭く感じてしまう。
消費と経験についても、そういう流れは感じる。
日本だけかと思ったら、そうでもなさそうなので、そこがちょっと面白い。
今、これだけ情報がリアルタイムで飛び交うと、その場所特有の何かってのが、どんどんなくなっていくんだなあと実感した。
自分もどこか「消費」については冷めているところがあるんだけど、だからといってお金は欲しかったりするので、まだまだ悟りは開けていないなと感じる。

まとめ

2025年なんて結構先かなと思っていたら、たった10年後のことってことに少し驚いた。
それぐらいちょっと未来っぽいことが書いてある印象だった。
時代の流れはどんどん速くなっているって思ったけど、それと同時にそのスピードについていけない人も大量発生しそうではある。
自分もそのスピードについていけるのか、正直疑問だし、あんまり楽しそうでもないしなあ。

この本に書かれていることは正しいんだろうけど、あまりにまっとう過ぎてなんだかつまんなくも感じた。
人間ってそんなに変わらない気がするんだよな。

「テクノロジーが発達したら、自殺者が増えた」みたいな未来はゴメンだ。
そうならない未来に期待したいね。