OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

はじめに

会社でOKRを利用することになった。
まだまだ日本語で読める書籍は少なくて、今のところこの本ぐらいしかない模様。

OKRについて

本を読んで思ったことは、思ったよりガチッとした型がないなということだった。
つまりとてもシンプル。
チェックインミーティングやウィンセッション、健康・健全性の設定など、いくつかは例示されてはいるのだけども、型という程しっかりしたもののようには感じなかった。

なぜOKRを使うのか

どんなフレームワークにも言えることなんだけど、結局ここが肝なんだろうなと思う。
GoogleやIntelが使っている・・・と煽ってくるけど、自分たちのチームで適切でなければ意味がないわけで。

自分が感じるOKRの効果は、

  • ビジョンの共有
  • 目標の選択と集中
  • チャレンジさせる雰囲気作り

といったところかな。

個人的には、カバー出来る範囲は限定的な感じがした。
つまりOKRだけやっていれば良いという感じでなさそうだ。

人を鼓舞するような目標の設定

何度もこの言葉が出てくるんだけど、まずこれを設定するのがそもそも難しいと思うんだけどな。
まあ、それをトップダウンでだけではなく、ボトムアップでも考えられる余地があるところが、良いところなのかもしれないけど。
さまざまなレイヤーで人を鼓舞するような目標を設定しないといけないっていうのが、結構な高コストな気がする。

まず定性的な大目標を掲げて、それを支える定量的な小目標を設定してくという2段構え

これはとても良いアイデアのように思える。
そして、 「健康・健全性」の設定もすることで、バランスを取るという戦略も、耳障りが良い。

普通に考えれば、健康であることや健全であるということは、チームメンバーにとってもっとも優先度が高いことの1つに感じる。
その場合、健康や健全さを阻害するような目標を求めらた場合、どうしたら良いのだろう。
そしてそれはどこの現場でも良く起きていることのように思える。

じゃあ、そのへんの落とし所をどうするのかというと、OKRは答えを用意してくれていない気がする。
既にその辺のバランスを上手く取れているチームとそうでないチームでは、OKRに対する印象がまるで違うんじゃないだろうか。

本の内容

前半部分は、とあるスタートアップを題材にした物語。
海外で書かれた本に良くある感じの内容なのだけど、自分は嫌いじゃないので楽しめた。
シリコンバレーのスタートアップってこんな感じなのかなあと思いつつ。

後半部分は、OKRについての説明なのだけど、あまり分りやすいとは言えなかった。
同じようなことを何度も繰り返し説明し、情報が整理されてない印象を受けた。
というか、そんなに説明することもないのに、ダラダラ書いている感じ。

巻末の資料や、むしろ前半の物語部分でCTOの人が説明した部分をじっくり理解したほうが、全体像がスッキリと頭に入ってくる気がした。

おわりに

OKRについてのプラクティス的なことは、ネット上で探せば出てくるし、それで事足りる気がする。
この本は、OKRを運用した時の雰囲気を感じられる為に読むには良い本に思えるので、OKRを導入するチームはみんな読んでおいたほうが良いんじゃないかな。
内容も読みやすく、サクッと読めるだろうし。

ただ銀の弾丸ではないので、自分たちの頭で考えて工夫しないと上手くいかないだろう。
やはりカタログエンジニアでは、駄目だってことなんだろうな。
過度は期待はしないように気をつけたいところ。

さて、自分たちの頭で考えますかね。