はじめに

メインPCで利用しているArch Linuxをとても気に入っているので、別のPCにもインストールしようと思ったが、CUIでコマンドを打ち込んでいくインストール作業は正直めんどくさい。
もっとお手軽にインストール出来ないものかと調べてみた結果をまとめておく。
純粋なArch Linuxを使いたいとなるとCUIでインストールするしかなくなるので、

  • Arch Linuxベース
  • ローリング・リリース

なディストリビューションでもOKってことで、いろいろ調べてみた。

Anarchy Linux (ex. Arch Anywhere)

現在のメインPCはArch Anywhereを利用してインストールArch Linuxだ。
特に大きな問題はないので、今回も利用しようウェブサイトを訪れてみると、いつのまにかAnarchy Linuxと名前が変わっていた。
名前が変わったのは別に良いのだけども、リリースが2017年で止まっており、アクティブにみえないのが心配。
実際にダウンロードして利用してみると、キーボードとマウスが反応せず、まともにインストールすることは出来なかった・・・。
Arch Anywhereの使い心地は悪くなかったのでとても残念。

Antergos

Antergosは、Arch Linuxベースのディストリビューション。
グラフィカルなインストーラーが用意されており、初見でも簡単にインストールすることが出来て素晴らしい。
パッケージリポジトリもArch Linuxと同じものを利用しており、インストールさえ終わればほぼArch Linuxという触れ込みがとても魅力的に聞こえる。

ちょっと気になっていたのが、言語に日本語を選んでインストールすると、再起動後に全体的に文字化けして何がなんだか分からないというネット上の情報。
改善されたかな?と思って試してみたが、未だに改善されておらず残念だった。
インストールする人は言語を英語のままインストールしたほうが良いと思われる。

Numixテーマが最初から適用されているので、画面はとても洗練されているように感じる。
ゲームとかメールソフトとか、余分なアプリケーションが勝手にインストールされないのも、好感が持てる。

しかし、いくつかインストールされるAntergos用メタパッケージというものが存在していて、既存のAURのパッケージとコンフリクトが起こしてしまうという現象に遭遇した。
んー、これはなんだか違うかも。
Arch Linuxとパッケージリポジトリを共有しているというのは、魅力的に思えたのだが、かえって中途半端なのかもしれない。

Manjaro Linux

Manjaro Linuxは、Arch Linuxベースのディストリビューション。
今人気上昇中らしい。
綺麗なグラフィカルなインストーラーが用意されており、日本語化も問題なく安心してインストールすることが出来た。
Antergosのように、インストール直後の文字化けがひどくで何も出来ないということも発生しないので、安心して日本語でインストールすることも出来る。
インストールに関しては、Manjaroが圧倒的にお手軽だ。

ただ、おせっかいな程いろんなアプリケーションがインストールされるなという印象。
ターゲットとしては、かなり初心者も含まれている気がした。
リポジトリはArch Linuxと共有しておらず、Manjaro独自のものを利用することになる。
これによってAntergosのような不安定なことにはならないだろうが、Arch Linuxとは大分違うものって認識したほうが良さげ。
Arch Linuxの何を重要視するかってところで、評価が分かれるところ。

個人的には良くまとまっていて、良いディストリビューションだと思った。
将来的に使ってみたいと思う。

Zen Installer

Zen Installerは、Arch Linuxのグラフィカルなインストーラー。
ディストリビューションという訳ではなく、Arch Linuxをインストールする為のツールっぽい。
自分が求めていたのはまさにこれだ!と思ったのだが、如何せん評価が低くてそんなに人気も無さそう。

実際試してみると、AntergosやManjaro程洗練されたインストーラーではなく、動作も若干不安定。
インストーラー自体も日本語には非対応だったり、一度設定を間違えたら最初からやり直ししなくてはいけなかったりと気が利かないところはいくつかある。
ただ最低限の機能は備えているので、CUIベースでやることを考えれば遥かに楽。

デスクトップ環境や、ディスプレイマネージャーも有名どころが揃っていて、融通が利く感じなのも良い。
インストーラー自体の更新頻度がそんなに高くないのが若干不安だが、今のところ最後の更新が2018年5月ということで問題無さそう。
純粋なArch Linuxがインストールすることが出来るグラフィカルなインストーラーは、調べた感じこれぐらいしか選択肢がない状態なので、今後のアップデートに期待したいところ。

おわりに

最終的にManjaroとZen Installerで悩んだ結果、今回はZen Installerを利用することにした。
インストールしようとするPCが非力なので、不必要なアプリケーションが多数インストールされるManjaroよりは、簡素なArch LinuxがインストールされるZen Installerの方が良いだろうという判断。
ただ、今後の将来性を考えるとManjaroの方が格段の安心感があるので、引きつづきウォッチしていきたいなと思う。

あと、辺に日本語でインストールするといろいろ不具合に合うことが分かったので、今後は基本英語でインストールしていくつもり。
必要であれば、インストール後に自分で日本語環境もセットアップしていくという方が安定してそうなので。