はじめに

アドラー心理学の本を2冊読んでみたが、仕事で使うイメージがなかなかできなかったので、本書を手にとってみた。
例のごとく気になった点をメモしていく。

「できているところ」に注目する。「できていないところ」は注目しない

自分もどちらかというとできていないところに目が行きがちだ。
それによって落ち込んだりすることも多い。
なんとなく謙虚に振る舞っていれば、人に悪いように言われないんじゃないかという安直な考えからも来てそう。
やはり敵を作りたくないんだと思う。

多面的に意味づけてみる。ポジティブな面に注目する

つまりリフレーミングするということらしい。
どんなことでも、ポジティブな面は存在する。
そこに注目することだ大事なのだろう。
これは意識しないとできそうもない。
まずは自分の思考の癖を把握したい。

無理やりポジティブに考えない。ネガティブな自分も、ただ見る

この「ただ見る」というのが、本当に難しいと感じる。
自分の中にめぐる様々な感情が邪魔をするし、客観的にドライに見たら良いというわけでもないと思う。
そもそも感情がとても人間らしいし、愛おしくも感じる。
まっすぐとその人を見るということは、本当に難しいと思う。

「やりたくない」ならやめる。「やりたい」ならやる。「やらされている」と嘘をつかない

これはとても厳しい指摘だった。
そしてとても都合の良いロジックのようにも感じる。
確かに、今の自分の生活の中で、ほとんどのことが自分が選択した結果ということを、ちゃんと直視しないといけない。
選択した結果に対して、ちゃんと責任をとらないといけないっていうのは、頭では分かるが感情が邪魔をする。
その感情自体を否定したくはないし、結局まっすぐとありのままを見るというところにたどり着く気がする。

「機能価値」と「存在価値」をごちゃ混ぜにしない。ありのままの自分を受け止める。

存在価値を感じられる機会をどれだけ持てるのかっていうが、とても大事だと思う。
そして、自分も身の回りの人たちに与えられる存在でありたい。
多分、これは循環する類のものだと思うので、まずは自分が始めないといけないってことなんだろう。

不完全な自分をそのまま抱きしめて、自己受容する

難しい。
本当にこれは難しい。
今の自分でも、特に否定する気にはならないのだけども、抱きしめて受容するまではなかなか・・・。
できる時とできない時がある。
それもまた受け入れればよいのだろうけど。

毎日誰かを喜ばせる

一番身近な人たちをまずは喜ばせたいと思う。

相手からの見返りを求めずに、まずは自分から始める

あらゆる場面で、そういう姿勢が求められる。
そんなに人間できていないんだよなぁ。

自分と異なる意見を攻撃と見なさない。相手と異なる意見を言うことを恐れない

完全に人による。
その通りだと思うけど、誰が言ったかということに引っ張られることが本当に多い。
そして、諦めるのとは違い、ちゃんと受けとめることが大事なんだろう。

個人的には諦めることはできるようになってきたと思うんだけど、それではあまり意味がない気がする。
逆に変なクセがついてしまったのかも。
ちゃんとありのままを受け入れなくては。
つまり、同じところに戻る。

目先の共同体よりも、もっと大きな共同体を大切にする

これは良い指針になるなと思った。
けど、まだまだ目の前の共同体が大事な自分がいる。
そして、あんまりこれに引っ張られすぎると、今の自分には良くない気がする。
背伸びしては駄目だ。
良い格好しようとしても駄目。
多分、自分がいるステージによって、見ることができる共同体の大きさが変わってくるのだろう。

自分の頭で考えることの大切さも大事になってくるんだろうな。
いろんなことを他人に任せてしまっていては駄目なんだろうけど、意思決定や思考にはコストが掛かるんだよな。
これも一つ一つ階段を登っていくことが大事なんだろう。

会社のルールは信用で動くが淡々とこなす。しかし、対人関係は裏切られても信頼する

ちゃんと信頼関係ができていないと、単なるダブルスタンダードになってしまって、都合よく使い分けるだけになっちゃいそう。
ただ、勘違いしてはいけないのが、会社のルールは信用が基本であり、信頼が基本ではないってこと。
信頼が基本だと勘違いしてしまうと、何か間違えてしまう気がする。

相手を信じ、自分を信じて、頼る、甘える、任せる

実際に部下を持ってみると本当に難しい。
任せて、ただ勇気づけをする。
この勇気づけっていうのも、今までの自分の中にはなかったことなので、難しく感じる。

褒めるのではなく勇気づけをする。

無責任に勇気づけをしてしまっては、責任感のない外野の意見と受け取られてしまいそうだ。
それは課題の分離だから、関係ないと言い切ってしまっては、物事が何も進まないと思うし、効果的な勇気づけの方法を身に着けたいな。

おわりに

具体的な物語で例示してくれるので、あーこういう理解で良いのかとわかりやすかったと思う。
内容も面白くて、すきま時間で1日2日で読めてしまった。

もともとアドラー心理学というのは、仕事という場面を想定して作られていない気がするけど、示唆には富んでいると思うので、自分なりに消化したいと思う。